弥栄ダム解説図

弥栄ダム解説図

 貯水量では広島県最大の弥栄ダムです。ダムは堤高120mの重力式コンクリートダム、幅がとても広いのが特徴です。また、左右の端は地形に合わせて前方に曲げてあり、一見アーチ式重力ダムのようにも見えますが、普通の重力式コンクリートダムでアーチの効果はありません。
 放流設備は、非常用ゲートとして堤頂部にラジアルゲート4門装備、常用洪水吐(コンジットゲート)は、ダム本体内に3基装備されておりますが、外からはスリット状の排水口しか見えません。通常の放流用にダム本体に選択式取水設備を装備する他、本体から少し離れた広島県側と山口県側それぞれ2カ所に選択式取水設備が装備されています。また、通常の放流を利用して発電できるようにダム直下に発電所があります。
 ダム湖にかかる弥栄大橋は通常の吊り橋ではなく斜張橋です・・。なお、この図はデフォルメされているためダムから弥栄大橋が見えるようになってますが、実際には、ダムから弥栄大橋は見えません

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