けんさんのたわごと

2001年1月分     ▲戻る


● 2001.01.30 Tue 温井ダム見物

 1月28日(日曜日)に、けんさんは温井ダム見物に行きました。温井ダムは堤高156mあり、アーチ式ダムでは黒部ダムに次いで全国2位の規模を誇ります。温井ダムは工事の最終段階である試験たん水を行っていて、水位を上げてダムの点検をしてます。そして、28日に貯水率100%に達し、(たぶん日曜日に100%になるように調整したのでしょう)記念に最上部のゲートから試験放流(放水)することになりました。これは100年に一度程度の大洪水でもないかぎり、見ることができないそうです。広島では、数日前から新聞やテレビなどで、記念の放流を行うことが報道され、けんさんも見物に行くことにしました。
 可部線の列車に乗って加計という町まで行き、そこから無料のシャトルバス(※注・無料のバスは試験放流の日だけだったようです)に乗り換えて、ダムまで行きました。放流予定より1時間くらい早く到着したのですが、すでにダムがよく見える場所は、ほとんど人でうめつくされていました。そして、みんな、カメラを構えています。一眼レフカメラ、コンパクトカメラ、デジカメ、ビデオカメラ・・・中には大判フイルムのカメラを持っている人や、でかいダムを写すのになぜか超望遠レンズをカメラに付けている人もいて、さながらカメラショーです。場所がとれなかたのか、雪を1mくらい積み上げて、三脚をセットしている人も・・・けんさんは、愛用のコンパクトカメラとデジカメの2つで、ダムの少し後ろ側の建物の屋上から狙いました。(写真は近日中にアップする予定です)
 11時放流の予定が、15分遅れることになり、とりあえずダムの中程にある放水口から放流していました。報道のヘリコプターも5機飛来・・そして、国土交通省の方や地元の代表の方などがそろってボタンを押すと、クラッカーが飛び、20秒ほどして最上部のクレストゲートから勢いよく放流されました。毎秒50トンの水量・・さながら巨大な滝です(25mプールなら10秒以内に満タンになります)。ダムのまわりに集まっていた(おそらく)千人以上の人がいっせいにカメラで写していました。(報道で知ったのですが、午前、午後合わせて8千人集まったそうです。)ダムの下から見ていた人もかなりいたのですが、すごい水しぶきで傘をさすはめに・・・

 この日は、山で知り合った方と偶然に再会したり、帰りの列車の中で、写真に詳しい方と話をすることもできて、楽しい一日になりました。

※ 当初、放水と表現していましたが、報道では放流の方が一般的なので、書き直しました。


● 2001.01.26 Fri けんのホームページ、検索したら出るようになりました。

 いや〜寒いですね・・・ほんと・・・中国地方は暖かい方だ!と突っ込まれそうですが・・
 1月22日、けんのホームページのトップページのヘッダー部にキーワードを入れ、ロボット型サーチエンジンに対して、検索許可しました。すると翌日にはインフォシークに登録されていました。gooは2週間くらいかかるそうなので、まだ登録されていませんが・・インフォシークで「中国山地」「写真集」の両方を入れて検索してみて下さい・・・たぶん、けんのホームページが見つかると思います。また、「けんさんのへや」でも検索できますよ。(「けんさん」「写真集」でも検索できるけど・・けんさんの写真集じゃないよ・・誤解されそう(爆))
 今までは、どこで検索しても見つからないローカルなホームページでしたが、これからは、中国山地の写真を見たいという方が遊びに来てくれるかな・・・それで、検索して遊びに来てくれた人に満足してもらえるようにページをよくしようと思っています。ホームページ開設以来、サムネール表示にしてほしいとよく言われました。それで、去年の秋以降にアップした宮島の写真と三段峡の写真はサムネール表示にしています。しかし、まだ写真集のところがサムネール表示になっていないので、これをサムネール表示にする工事を近日中にはじめようと考えています。ヤフーに登録してもらうといいとよく言われますが、ヤフーの場合、人がホームページを見て登録するか判断するため、それなりの内容が伴っていないと却下されるそうです。けんのページは写真だけなので、かなり難しいと思います・・・が、サムネール化工事が終わった頃には、申請してみようかな・・・・。

※ 2月7日の時点では、「中国山地」「写真集」では出なくなっています(涙)・・ただ、「けんさんのへや」で検索したら出ます。


● 2001.01.20 Sat 「のはら」書く・・けんさんのメインマシン

 今回、けんさんからパソコンについて書いてくれと頼まれたので、のはらが書きます。ちなみに、のはらのホームページは ここです・・ほとんど宣伝していないので、ちょっとしかアクセスがないです・・とほほ・・

 けんさんのメインマシンは、のはらにとってブラックボックスです。なんで、そんなもんがちゃんと動いているのか分からない・・そんな不思議なパソコンです。だいたいWindowsパソコンじゃないんです・・FM−TOWNS(タウンズ)という、本来はTOWNS−OSで動かすパソコンなんです(なんでタウンズにしたのか聞いたら、師匠がタウンズを使っていたことと、普通のWindowsパソコンに魅力が無かったからなんだそうです)。そこへWindows95を入れてある・・それだけでも驚きものだけど、タウンズでは動かないはずのものがいろいろ増設してある。
 まず、キャノンの写真画質プリンター・・これって、双方向通信ができないと動かないはず・・タウンズは双方向通信はできないのです・・なんで動いているのだろう・・。次は、エプソンのGTスキャナ・・本当に動いているんですよ・・買うときに店員から、使っているパソコンを聞かれて「FM−TOWNS」と答えたら、「そのパソコンを使っている人には売ってはいけないと言われている」と販売を拒否されたという・・それで、「動かなくても返品しない」という条件で買った物なんだそうです・・本当に動かなかったらどうするつもりだったのかなあ・・。そして、ワイヤレスTA・・タウンズでインターネットしているだけですごいのですが、ISDNでやっているのだから驚きだ・・タウンズは19.2Kbps以上の通信速度は無理なはずなのだが・・(ISDNを生かすためには115Kbpsは必要)。増設ハードディスクはなんと3台・・いや、2台だ・・一台は、なんでMOなんだ・・どうやってこんな物が動くのか・・のはらが理解できる範囲を超えている。さらに、Linuxまで入れてある・・本人曰く「まだタコ(Linuxの初心者という意味)なんだけど」・・タウンズに入れるだけですごいよ・・

 もっとすごいのは、このマシン、ほとんど落ちることがないのです・・普段、パソコンを使っていると、突然、わけの分からないメッセージを表示して全く動かなくなることがよくありますよね・・のはらも何度も経験している・・・けんさんのパソコンは、動作保証できない物をいっぱい付けているのに、ほとんど止まることがない・・のはらには信じられないのですが・・
 それで、「中身はFMVと入れ替えてあるんだろう・・」と疑いをかけると、開けて見せてくれました。本当にタウンズでした・・CPUは本来は486SXの33MHzなんですが、これをAMDの5x86という486互換CPUに付け替えてあります。5x86は133MHzですが、実際にベンチマークをとるとペンティアム75MHz程度の性能だそうです。5x86も本来はメーカーの保証外です・・75MHz程度の速度なんて5年前くらいのパソコンの性能です。
 ところが、実際に動かすと、店頭に展示してあったペンティアム200MHz程度のWindowsマシンより速い感じがする・・なにか特別な仕掛けを仕組んであるのではないかと思ったけど、けんさんによると「ソフトを不用意にアップグレードしていないし、常駐アプリがほとんどないから速いんだよ」ってこと。画像処理なんかしたら、確かに時間がかかる・・といっても、けんさんは「数分待っていればすむこと」と気にしていない。そして、「時間がかかる方がいかにもコンピュータが計算しているって感じがする」って言っている・・・それって、本気かい・・

 世の中、1GHz(1000MHz)より高速のマシンが次々発売されている・・そして、ほとんどのパソコン雑誌が「パソコンは2年から3年で使い物にならなくなるから買い換えましょう」と書いてある。それからすれば、けんさんのマシンは、全く使い物にならないはず・・でも、けんさんはホームページをこれで作っている、文書の作成もこれでやっている・・画像処理もしているし、ビデオキャプチャーまでできるという。ソニーのバイオに匹敵する使い方だ。少々遅くても「パソコンはクリエイティブな道具だよ」というけんさんの考え方からすれば、十分なのでしょう・・・その一方で、古いマシンを捨てて、1GHzマシンを買っても、ちょっとしか使わなかったという話も多い・・「ちょっとしか使わないのなら、古いマシンで十分だよ」とか「捨てたら、ゴミになるのだから、可能な限り、有効に使おう」とけんさんはよく言っています。のはらも、そう思います・・・でも、そろそろ、メインマシンをインターネット専用にしている普通のWindowsマシンにしましょう>けんさん。・・・もう持っているのだし・・・

こらっ!余計なこと書くな(笑)>のはら


● 2001.01.14 Sun インターネット対応携帯電話の話

 今、巷ではインターネットができる携帯電話が急速に普及していますね・・iモードとかJ−SKYとかezWebなど・・・また、PHSでも、ドットi等インターネット対応端末が出現しています。
 数年前までは、携帯電話やPHSを選ぶ基準は、電話帳のメモリーがどれくらいあるかとか、バイブレータ内蔵かどうか、留守電があるか・・といった程度・・今では、すべての端末が、それらを内蔵しています。
 文字による通信はPHSの方が先だったような気がします。当初は半角20文字が送受信できる程度でした。それでも、文字通信の割合がかなり大きくなったPHSのキャリア(電話会社)もありました・・そのころは、携帯の電話会社は文字通信はあくまでおまけ程度にしか考えていなかったようです。
 しかし、現在は、通話よりメール交換の方が多いという方が増えましたね。そして、iモード等で、インターネットにアクセスすることも多いのではないでしょうか。

 ところで、iモードが登場してから、ドコモの公式ホームページとは別に、iモード用のホームページがかなりできましたね。個人で作ったり、企業などが作ったり・・・こういった非公式(?)ホームページは1万くらいあると聞いています。それらのホームページをiモードでネットサーフィンする人もけっこういますね。けんも、当初はいろいろ見ていました。ところが、ちょっと見ただけなのに、パケット通信料が数百円もかかることが分かってからは、なるべく公式ホームページ以外はパソコンでアクセスします。

 カタログなどではパケット通信料は安価だと書いてありますが、実際に使っていると割高だと思う(こんなこと書いたら、電話会社からクレームがつくかもですが)。例えば、けんのホームページのトップページをダウンロードできると仮定して、iモードのコストを計算してみた。トップページはおおよそ30KBだから、パケット通信料は70円くらい(30000バイト÷128バイト=234パケット・・1パケット0.3円・・234×0.3=70円)にも達します。iモード用ホームページは2KB程度以下だから、こんなに料金がかかることはないですが、ネットサーフィンしたら、かなり通信料がかかります。

 携帯のインターネット・サービスというのは割高です。そして、他社より通信料が安いとカタログに書いてあっても、電話会社ごとにアクセスできるホームページの仕様がちがうから値下げの競争になりにくい・・
 ただ、去年末に発表されたPHSによるインターネット・サービス、ドットiは仕様の中にコンパクトHTMLが含まれていて、iモード用の非公式ホームページが表示可能です。PHSだから、通信料金もかなり割安なので、注目しています。


● 2001.01.09 Tue けんのホームページの話・・・当初のデザインは・・

 少し前にも書きましたが、けんはホームページを作るのは難しいと思っていたので、なかなかとりかかることができなかった。ただ、師匠のトウジさんがホームページを開設して、そんなに難しくないという話を聞いたし、アップロードのノウハウも教えてもらった。でも、それでも、なかなか作成にふみきれなかったです。
 直接のきっかけになったのは、JR可部線で龍頭峡へ行ったことです。可部線の車窓の景色を見て、この景色をぜひ残したいと思い、その気持ちがホームページを作るきっかけになりました。それと、山の本には中国山地のことはあまりのっていなくて、以前から、中国山地の景色をみんなに見てもらえたらいいなあと思っていたし・・・それで、中国山地の写真館といったホームページの構想ができたのです。

 ホームページの作り方は全く知らなかったので、いくつか本を買いました。そして、使うソフトはタウンズで動作したソフト、フロントページ・エクスプレス(インターネット・エクスプローラに無料で付いているソフト)に決めました。
 それで、いくつか試作してみました。機能制限版の無料のソフトとはいえ、ワープロ・ソフトで図や写真を付けた文書を作るように簡単にできてしまうのには驚きました。それで、写真のページをいくつか作っていったのですが、問題はトップページです。けんはデザインのセンスがもともと無いこともあり、どんなデザインにしていいか全く分からなかったのです。それで、それまで、よく見ていたいくつかのHPを参考にすることにしました。その中でも、わりとシンプルだった国立天文台のホームページの構成をかなり参考にしました。けんのホームページを開設当初から見ている方は知っていると思いますが、当初は画面の上に写真があり、その下にメニューが並んでいるという構成になっていました。この構成は(去年までの)国立天文台のホームページと同じです・・。もちろん、ぜんぜんちがうホームページのように見えたと思いますが・・・

 その後、トップページは何度かかわり、「笑わない犬」さんのホームページを参考に写真の横にメニューを並べる構成にかわりました。この構成にしたとき、メニューが右になってしまい、VGA画面では横にスクロールしないとメニューを見ることができないという、まずい構成になったので、メニューを左に変更して、現在のトップページになりました。

 けんは、デザインはよく分からないので、デザインにこだわることができないのですが、細かいことでこだわっていることがあります。それは、広い画面のパソコンで見るとすぐに分かると思います。そう、ほとんどのページが必ず中央に表示されるようにしてあります。それと、可能な限り写真は大きく、そしてファイルサイズは小さくするようにこだわっています。
 当初は、フロントページ・エクスプレスに頼りっきりでしたが、現在は、メモ帳で直接タグを扱っていて、フロントページ・エクスプレスはわき役になりました・・・・


● 2001.01.04 Thu あけまして・・今年もよろしく・・

 新年、あけまして・・今年もよろしくお願いします・・

 ところで、年末年始、帰省のため高速道路を通ってふるさと??へ帰るけど、ここ数年で高速道路からのながめに異変があることに気が付きましたか?・・そう、やけに鉄塔が多くないですか?・・数年前までは、見える鉄塔といえば、送電線かテレビのアンテナ程度だったけど、今は携帯電話の基地局の鉄塔が数分おきに目に入ってきます。そして、大阪市内に入ると、ビルの屋上に2〜300メートルおきに携帯電話のアンテナが付いていました。それだけ、携帯電話を使う人が増えたということですね・・

 ところで、ご存じの方が多いと思うのですが、一つの携帯電話のアンテナで使えるチャンネル数は限られています。いちおう、デジタル方式なら300チャンネルくらいまで確保できるそうですが、となりのアンテナと同じチャンネルを使うと混信してうまくいかないので、一つのアンテナで数十チャンネル程度でしょうか・・そのため、一つのアンテナのエリア内では通話できる携帯電話の数は限られていて、みんなが一斉に電話をかけるとパンクしてしまいます。

 当初は、自動車や新幹線で移動する人のために携帯電話のシステムを考えていたため、一つアンテナがカバーするエリアも10Kmくらいまで可能で、端末の電波出力も1W(ワット)から5Wと遠くまで電波をとばすことができるようにしてありました。ところが、6000万台も普及するなんて当初は考えていなかったようで、回線をパンクしないようにするために、いろいろ小細工をするはめになります。まずは、アナログ方式からデジタル方式への変更・・アナログ方式は、1チャンネルを1つの端末が占領してしまうので、電波の使用効率がよくありません・・それに対し、デジタル方式は、1チャンネルを3つの端末で共有するため、電波を有効に使えます。そして、本来遠くまで電波が届くように作られていたアンテナの出力を落として一つのアンテナがカバーするエリアを小さくして、よりたくさんのアンテナを設置するはめになります・・アンテナ一つで1億円程度コストがかかると聞いていますから、たいへんなことです。結局、大都会では2〜300メートルおきにアンテナを設置することになります。ところが、それでも慢性的に回線の渋滞がおこるため、ハーフレート方式が導入されました。これは1つのチャンネルで6つの端末が使えます。このハーフレート方式は、音声のデータを間引いて、その余った部分を他の端末で使えるようにした苦肉の策で、通話品質はかなり悪くなりました。相手が名を名乗るまでは誰なのか分からないという経験はみなさんもあるのではないでしょうか・・

 そして、今年、携帯の新しいサービスが始まります・・W−CDMA方式(ワイドバンドCDMA)と開発中によんでいたものです。とりあえず、東京からサービスが始まるそうです。W−CDMA方式は、現在AUがサービスを行っているcdmaOne方式と原理は同じですが、より電波を広く使い、高い通話品質、高速データ通信を実現します。W−CDMA方式のサービスを始めるのは実は日本が最初です。これには、上に書いていた事情があるのです・・つまり、現在の電波と通信方式ではすでに回線が満杯なのです・・CDMA方式は、うまく使えば同じ電波で、デジタル方式の1.5倍程度の端末が使えます。要するに、現在の電波が足らないから、やむを得ず日本が最初にサービスをはじめるはめになったようなものです。しかし、やはり電波は限られていることにかわりはないですから、さらに携帯の普及率が上がると、W−CDMA方式でも、通話品質が落ちるとか、思ったほどデータ通信の速度がでないことは容易に考えられます。

 いずれ、携帯電話では急ぎの用事じゃない話はなるべくしないとか、長電話をしないようにするなど、限られた電波をゆずりあうことも必要になるのではと「けん」は思います。どんなに技術が進歩しても、同じ電波を使わないといけないのですから・・・

※注 W−CDMA方式はCDMA2000方式とあわせて「IMT−2000」と呼ばれます。W−CDMAのことをNTTドコモでは「FOMA」というブランド名にするそうです。


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